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— 身重の妻のため、富士に詣でた貧しき 商人。
参詣への迷える道中、彼は一人の行者と出会う。
天狗の化身と噂される異形の行者は、山の大いなる呼吸を読み一つの予言をする。
”間もなく未曾有の大噴火が起こる。
山は破れ、溶岩は麓の村を覆い、吹き上げられた灰が都まで届くだろう”
時を同じくして、陸軍も状況の変化を察知する。
日本国の誇る富士の威光を維持せしめんと、噴火の阻止を企てるが、
それを地元に根を張る信仰集団、富士講の一派に邪魔をされる。
彼らもまた、神の名を借り噴火を一派の繁栄に利用しようと画策していたのだ。
—声を出すと気持ちいいの会、今公演は
「富士」を舞台にかつてないスケールで展開する虚構の歴史劇!
神と人、政治と宗教の争いの中で、「日本人」のあり方を問いかけるー
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